2019年07月03日

本屋、はじめました

東京・荻窪の小さな本屋「Title」は、まず経営理念がすばらしい。「書物を扱う事業を通し、個の多様性を確保した、豊かな社会づくりに貢献する」とある。その理念をどのような手法で実現するのか。この本に書かれている起業物語をそのような目で読んだとき、ロマンティックなリアリストである著者の「運動理論」が見えてくる。尚、「元リブロ」の書店員が書いた本としては他に、ちくま文庫『書店風雲録』や、論創社の『「今泉棚」とリブロの時代』『リブロが本屋であったころ』等がある。

本屋、はじめました
辻山良雄 著
苦楽堂
本体1,600円

野上由人

Pick Up