2019年07月23日

Korean 文化×文学

韓国・フェミニズム・日本

発売5日で異例の重版が決まって話題の『文藝 秋季号』(河出書房新社)の特集は「韓国・フェミニズム・日本」。ということで、当店では文芸誌コーナーの他に韓国文化フェアコーナーの2ヶ所に並んでいます。お隣の国の文学がここまで面白かったなんて、とチョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)以来驚きの翻訳ラッシュとなっている韓国文学。では『キム・ジヨン』に対抗する日本文学は、と考えざるを得ません。その答えは『文藝』の中にあるのでしょうか。楽しみです。斎藤真理子さんと鴻巣友季子さんの対談「世界文学のなかの隣人」も読めて、チョ・ナムジュもハン・ガンもパク・ミンギュもイ・ランも読めるとは。

絵本では、ペク・ヒナ『天女銭湯』『天女かあさん』『あめだま』(全てブロンズ新社)が異彩を放っています。インパクトのある表紙に引いてしまわずに読み始めてみると、奇抜なストーリーのとりこに。長谷川義史さんの大阪弁の訳とも相まって、面白さ全開の絵本です。『すいかのプール』は岩波から。帰るよーと呼ばれる子どもの名前がヨンスとジニで、あれ?韓国が舞台だったのかと気づくほどに、子どもの世界では韓国も日本も違いはないようです。

韓国関連の本の中で最も売れていてアイテムも豊富なのは語学書です。次々と新刊も発売され、どれも売れ行き好調です。ドラマと音楽の影響が大きいためか(『BLACKPINK』公式PHOTO BOOKは完売中)、女子向けなピンクの表紙が目立ちます。韓国料理の本は普段は棚に差してありますが、面にしたところ良く売れています。オルチャンものや旅行エッセイなどはあまり発売もされておらずに未開の分野のようです。今後に期待です。

山井洋子
リブロ港北東急SC店 店長

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