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2019年08月22日

また今村夏子さんが恐ろしいものを書いてしまった…。

また今村夏子さんが恐ろしいものを書いてしまった…。私にとって“恐ろしいもの”とは、読み進めるのが怖い、勇気がいる、でも絶対目が離せずに読み進めてしまう書物のことである。

“わたし”は、近所に住む“むらさきのスカートの女”が気になって仕方ない。だから裏で工作して(?)ついに彼女を自分と同じ職場に就かせることに成功する。働き初めは浮きまくっていた“むらさきのスカートの女”も、だんだん仕事に慣れていき、(読者である私が)ホッとしたのもつかの間。色々なところで雲行きが怪しくなり…。私はイヤな予感にとらわれながらも、“むらさきのスカートの女”と“わたし”の行く末が気になって、ページをめくる手が止まらないのであった。

誰かの非日常/超日常は、別の誰かの日常でもある。今村夏子さんの作品を読むとそう感じることが多い。

むらさきのスカートの女
今村 夏子 著
朝日新聞出版
本体1300円

奥原 未樹子
リブロ 福岡天神店

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