2020年01月13日

SDGs 気候変動対策

SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された世界の未来を変えるための17の目標のこと。最近のビジネス書はSDGs関連新刊で花盛り状態です。そんな中で、17のゴールの中の目標13「気候変動に具体的な対策を」に関する書籍を中心に集めてみました。

まずは何と言っても、グレタ・トゥンベリさんの『グレタ たったひとりのストライキ』(海と月社)。米タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれたスウェーデンの若き環境活動家である彼女の「私たちの家はいま、焼け落ちようとしています。」と言う切迫感が、世界をぐいぐいと動かしています。

ビジネス書で断トツ売れているのは、日経文庫『SDGs入門』(日本経済新聞社)です。企業経営と自治体経営の視点で書かれています。その他にも、ビジネス戦略としてのSDGs本は数多く出版されています。

カナダのジャーナリスト、ナオミ・クラインこれがすべてを変える―資本主義vs. 気候変動― 上・下』(岩波書店)は、沈黙の春以来、地球環境に関してこれ程重要で議論を呼ぶ本はなかったと評され、大きな反響を呼んだ名作。気候変動を解決するためには、経済システムを根底から変える以外の方法はないと結論づけています。

ニュース・天気予報がよくわかる気象キーワード事典(ベレ出版)は、10人の気象専門家が、最先端気象キーワードを解説します。影響と対策が図入りで書かれていて、専門的なのにわかりやすい一冊です。

子ども向けには、良書が並びます。

SDGs(国連 世界の未来を変えるための17の目標)はみくに出版から。中学受験塾日能研が発行しているだけあって、受験対策参考書としても使えるものすごいわかりやすさ。近年出題された私立中学のSDGs関連入試問題や、私学の取り組みまで載っています。17歳のグレタさんと同じくらいの中高生たちが、この問題について考え行動を起こし始めていることがわかります。

みんなが知りたい!地球のしくみと環境問題(メイツ出版)は、具体的な温暖化事例が盛りだくさんに載っています。平均気温の上昇、北極海の海氷面の縮小、二酸化炭素の急速増加などです。干ばつや砂漠化により、人々の飢えや貧困も広がっていくと指摘しています。

温暖化をくいとめよう 環境(新日本出版社)は、環境問題の中でも温暖化対策に内容を絞った一冊。砂漠化を食い止めるための緑の壁プロジェクトや、森林再生の「ボン・プロジェクト」などの対策も知ることができます。

絵本では、『ホッキョクグマくん、だいじょうぶ?北極の氷はなぜとける』(理論社)が、小さな子どもにわかるように温暖化を描いています。文章量は少ないものの、視覚に訴えることで、むしろすんなりと頭に入ってきます。電気の節約や、温室効果ガス削減のアイディアも具体的です。

私たちの身近なところでは、今年7月からのレジ袋の有料化があります。短時間で捨てられることの多いレジ袋が減ることで、環境破壊が食い止められて、焼却時の二酸化炭素が削減し、温暖化防止に役立つと言われています。少しずつそんな取り組みに参加していけたらと思います。

山井 洋子
リブロ 東戸塚店 店長

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