2020年09月29日

自分で「始めた」女たち

前に住んでいた近所に
ギャラリーカフェがあり
そこに行ってお茶をのんだり
お店の人とおしゃべりするのがスキでした
お客さんが来ると
ギャラリー展示のアーティストに間違えられることが 時々ありました
そのたびに
いえ ただの近所の者です
と言って
かなしい気持ちになりました
わたしはたぶん
アーティストみたいな人に憧れていて
みかけだけそんなふうで
なかみは空っぽだ
とおもったからです

だけれど
この本を手にして
そんな気持ちはふっとびました

写真がステキな本で
みているだけでも楽しく元気になります
そうして さまざまな職業の女の人たちの
生きざま その信条みたいなことを
読んでいると
ああ そうなんだ
自分は空っぽだとか なげいてるなんて
もったいないな
みたいな気持ちになります

それはいますぐ何かを始めるとか
そういうことでもなくて
(もちろん そうしてもよいのですけれど)
自分の持っているもの
目の前にあるもの
なにより自分自身を愛でて
せっかく生きてるんだから
精いっぱい楽しもう!
みたいなことでしょうか

ライターの
ダニエル・ヘンダーソンの言葉

「世の中はあなたの声を必要としている。
だから他人が考える
『あなたってこういう人』
という虚像に、
自分を合わせようと
するのはやめて。」

を読んで
なんてステキなんだろ
って本を抱きしめました

きっと いまのあなたに
響く言葉がみつかる
そんな一冊です

自分で「始めた」女たち
グレース・ボニー/月谷真紀
海と月社
本体2,000円

山口 敦子
リブロ 新大阪店

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