2021年03月05日

よつばと! 15

娘が小さかったころのある朝
住んでいたハイツのとなりの敷地の車止めに
落ち葉がたまっていました

娘はそれをみて

はっぱある〜

と言って
しゃがんで
その一枚を手にとりました

こんなのある〜

とわたしに見せてくれました
わたしはいっしょにしゃがんで
その落ち葉の一枚を手にして

これはあなあいてるね〜

と娘に言いました
娘はうれしそうに

うん あなあいてる〜

と言いました
それからしばらく
ふたりで
落ち葉のさまざまな色や形を
点検?しました

そのとき
わたしだけだったら
車止めに
落ち葉がたまってるな〜
ぐらいで
なんともおもわなかっただろうけれど

娘とその一枚一枚をみたら
その美しさに
びっくりしました

この物語を読んだあとに
ふとそのときのことがうかびました

よつばちゃんと
とーちゃん
そしてそのまわりの人たち

異世界から使者が来るわけでもなく
ダンジョンがあるのでもなく
かけられた呪いをとくとかもなく

だけどというのか
とびきりのたのしさが
みちている
この物語

どうして
こんなにおもしろいのか
よくわからないのですが

読んだあとに
ほんとうに
ほんとうに
しあわせな気持ちになります

生きていく日々で
チカラになるような
あたたかいものが
たくさんつまっている
と言えるでしょうか

よつばちゃんの目で
もう一度
この世界をみてみる

あなたは
この物語を読んだあとに
どんなふうに
あなたの世界を
みるでしょうか

あるいは
世界に なにをみるでしょうか

そして
バナナジュースがのみたくなります!

よつばと! 15
あづまきよひこ
KADOKAWA

山口 敦子
リブロ 新大阪店

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