2022年05月03日

2022.5.15 復帰50年 沖縄からの推薦図書

リブロ リウボウブックセンター店では5月15日の沖縄本土復帰50周年を前に、ブックフェア「2022.5.15 復帰50年 沖縄からの推薦図書」を開催いたします。選書には現在沖縄で出版活動をされている方を中心にご協力をお願いし、コメントをお寄せいただきました。

フェアはリブロ リウボウブックセンター店含む14店舗で実施いたします。沖縄に店舗を持つ書店チェーンとして、沖縄に関する理解を深める機会を全国の読者にお届けするフェアにしたいと思います。

【フェア開催店舗】
オリオン書房 ノルテ店ルミネ立川店イオンモールむさし村山店エミオ秋津店
よむよむ フレスポ甲府東店
文禄堂 高円寺店早稲田店
リブロ イオンタウン守谷店花小金井店イオンモール鶴見店大分わさだ店江坂店リウボウブックセンター店ララガーデン春日部店トナリエキュート つくば店

パルコブックセンター 新所沢店
※フェア開催期間は店舗によって異なります。

つながる沖縄近現代史

復帰50年を迎えた沖縄で、発売と同時に売り上げ1位を続けベストセラーとなった本です。
気鋭の若手研究者たちが知恵を出し合い、「現代の沖縄」を考えるための<ミチシルベ>となるべくつくりあげた、まったく新しいタイプの「入門書」です。
彼らがなぜ「沖縄」を研究しているのか。
そこには厳しい歴史を歩んできた沖縄に対する熱い共感の眼差しがあります。
沖縄では近現代史を考えることは自分たちの生活と直結しています。
全国の読者ともつながってほしい、こんな本を作れて編集者冥利につきるのであります。

選者:株式会社ボーダーインク 新城 和博さん

つながる沖縄近現代史
ボーダーインク
前田勇樹 古波藏契 秋山道宏

〈復刻版〉山羊の肺

復帰前後の沖縄を捉えた平敷兼七は、戦争によって焦土と化し、米国施政化となった沖縄を生きた人びとや街の姿を共感を持って記録した。
そのまなざしは対象に媚びることなく、視るものに徹することで、復帰から50年を過ぎた現在の沖縄が失ったもの、失いつつあるものを浮かび上がらせる。
多くの言葉を書き連ねるよりも、たった1枚の写真が戦後を生きた沖縄の人びとの記憶を呼び覚ます。

選者:写真家 岡本 尚文さん

〈復刻版〉山羊の肺
影書房
平敷兼七 平敷兼七写真集刊行委員会

 

焦土に咲いた花

今年は本土復帰から50年という節目の年ですが、沖縄の伝統芸能「組踊」が国指定重要無形文化財の指定を受けたのが1972年の5月15日であり、沖縄本土復帰と同じ年月日で指定されました。
組踊に限らず沖縄の芸能は「沖縄戦」によって、大きなダメージを受けましたが、それでも人々は今日まで芸能を大切につないできてくださいました。
本書は戦前、戦中、戦後と芸能を繋いできた人々の様々な物語を知ることができる1冊としてお勧め致します。

選者:久茂地都市開発株式会社 又吉 恭平さん

焦土に咲いた花
琉球新報社

沖縄戦後新聞

過去の出来事を現在の視点で新聞の形で読者に伝える。
沖縄戦後新聞は、記者が沖縄の戦後史の現場を訪ね、当時の報道に新たな証言と事実を加えて再構成した新聞。
過去を見詰め直すことで、沖縄県民の人権と平穏な生活が保たれる未来への指標を探る。

選者:株式会社琉球新報社 松永 勝利さん

沖縄戦後新聞
琉球新報社 琉球プロジェクト

沖縄アンダーグラウンド

戦後長らく続いた真栄新町や吉原など沖縄の「売買春街」は、2010年前後の官民一体となった「浄化運動」で壊滅していった。
その街の歴史と「アメリカ世」の関係や、街で生きてきたさまざまな人々への声を拾い上げる綿密な取材を通して、「浄化」を進める側からは「沖縄の恥部」とまで言われた街を通して沖縄戦後史の一断面を歩く。

選者:ノンフィクションライター 藤井 誠二さん

沖縄アンダーグラウンド
集英社
藤井誠二

オキナワの家

沖縄の本土復帰50周年ということは、今後、復帰以前の様子を語ることのできる人が徐々に減っていき、世代交代の時期に差し掛かっているということでもあります。
その過程で得られるものもあれば、失ってしまうものもあるかもしれません。
いま一度、先達の方々の暮らしに目を向け、耳を傾けて、大切にしたいものを確認する機会になればいいなと思います。
ということで、親子で読める建築絵本を推薦します。
今後の住まいを考えるキッカケにされてください。

選者:建築士・ライター 普久原 朝充さん

オキナワの家
ジェイ・インターナショナル
伊礼智
(Honyaclub.comではお取り扱いがありません。)

新聞が見つめた沖縄

著者の諸見里道浩(もろみざと・みちひろ)氏は沖縄の地元紙「沖縄タイムス」で、編集局長や論説委員長を歴任した。退職後も沖縄の言論に対する探究心を持ち続け、2021年4月に刊行したのがこの本である。
沖縄の新聞人が、沖縄戦で焦土となった島に立って戦前を反省することから出発し、アメリカの施政権下で権力にあらがう視点をつちかってきた過程を丁寧に分析している。
沖縄戦から復帰を経て現代に続く戦後ジャーナリズムを知るのに最適な1冊である。

選者:株式会社沖縄タイムス社 城間 有さん

新聞が見つめた沖縄
沖縄タイムス社
諸見里道浩

沖縄県知事翁長雄志の「言葉」

”沖縄が米軍に自ら土地を提供したことは一度もありません”(本文より)
私は復帰の年、先生から文房具をもらった記憶がうっすらあります。その2年後の近隣での不発弾爆発事故の方が、鮮明に覚えています。
なぜ沖縄だけがいまだに捨て石なのか?県民大会での熱いスピーチを思い出します。

選者:リブロ リウボウブックセンター店 棚原 りえ子

沖縄県知事翁長雄志の「言葉」
沖縄タイムス社

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