2022年07月28日

スワン

直木賞ノミネート作品の『爆弾』を読んで、“この作家さんの本は次も読もう!”と決めていたので、文庫の新刊コーナーで見つけたときは、小躍りしたくなるほど喜びました。

『スワン』はショッピングモールで起こる、3人組による無差別殺傷事件です。犯人は自殺してしまい、真相は残っている動画と現場にいたお客さんたちにしか分かりません。その中の選ばれた人たちから話を聞き、とある被害者の最期を語ってもらう。というストーリーです。

この設定だけでも面白そうなのですが、実際に読んだら、これはミステリー?青春小説?あれ?友情ものかしら?と、色々な要素が含まれていて奥深いのです。たくさんの死傷者も出てやりきれないはずなのに、スッキリと読み終えられる小説でした。

タイトルの『スワン』はショッピングモールの名前でもあるのですが、バレエの白鳥の湖が由来なのですね。ちょっとしたバレエの雑学も入っていておもしろかったです。

スワン
呉勝浩
KADOKAWA

嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店

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